奇想建築

 これも私の場合は、渋澤さんの影響と言えるかも知れません。モダン建築への懐疑が強まっていく時代の流れがあります。やがてポストモダン建築に至る道筋が美的な感覚の中から生まれてきます。ガウディを始め、今は誰でもが知っており、反発もないですが、70年代の頃は何だいこりゃあというのが普通の人の反応でした。見苦しいとか、生理的に受付けない人も多くいました。

ガウディ Antoni Placid Guillem Gaudi i Cornet
 私が解説する必要もない大御所となっていますが、上に書いた様に、以前は奇人扱いで、評価は一部の建築家を除けば非常に低いものでした。
サクラダファミリア
カサ・バトリョ


シュヴァルの理想宮 Palais ideal du facteur Cheval
 田舎の郵便配達夫が何の建築知識もなく一生をかけて作った夢の宮殿として有名です。今は観光地のようになっているようですが、こちらは依然として奇人・狂人扱いです。




ニキ・ド・サンファルのタロットガーデン Niki de Saint Phalle
 画家として、彫刻家としても有名なニキ・ド・サンファルの作った彼女の奇妙なオブジェの公園です。宮崎駿のジブリ美術館のようでもありますし、行ったことはないのですが、なかなか楽しそうです。奇想建築の建築の要素は小さいですが・・・。

松本路子さんの所有で販売もされています。

こちらは旅行者の方の撮った写真です。

フンデルトヴァッサー・ハウス
 こちらもウィーン幻想派の一人に数えられるフンデルト・ヴァッサーの建築です。建築自体は、なかなか理解されずに90年代になります。奇想建築家としては区分されていないと思いますが、壁の至る所にカラフルで彩られ、建物の中も緑がいっぱい。廊下や壁は緩やかに波打っている。ヴァッサーらしい作品です。
緑の要塞