八幡船   演出:弾十郎

多分、73年頃だったと思いますが、関西出張があり、京都のアングラ世界のメッカだった京大西部講堂に行き、たまたまこの劇団の公演を見て、おぉなかなかじゃないかと思い、記憶しておいたのです。読書新聞あたりで、東京での遠征公演の知らせがあり、それを見に行った時のチラシです。

このチラシによると、八幡船は、70年に岡山で弾十郎と藤沢陽一が結成、主として関西方面で活動、74年に関東圏に進出してきた。地方の劇団が逆に上ってきたということで、ある種の注目はあったのですが、客は知名度が低く、あまり入らず、その後の何回かの東京公演もパッとしなかったように思いました。弾十郎の名前を探すのは困難です。脚本を書いた藤沢陽一は77年に銀仮面団という劇団で演出していた記録が残っています。

質は良い劇団だったとは思うのですが、いろいろな事情が絡んで、生き残るのは大変だったのです。