哄笑
 ここに挙げた漫画家は、ガロを代表とする劇画とは性格の異なるものです。ですので最後に掲げました。精神的には時代の左翼的な傾向が低いもので、決して高い評価を受けている方々ではありません。これらの物語の多くが成功者のパワー溢れる姿を描き出しており、暴力やあくどさ、性への開放的艶笑的な要素を多く含みこんでいる特長があり、反逆の一方側にあった急速な経済成長時代の何かを映し出しているように思います。現在高い評価を受ける劇画の名だたる作家に比べて物語の分かりやすさ、痛快さ、波乱に富む展開、絵の軽やかさで、相当な販売ボリュームを稼ぎ出しました。青年誌や漫画週刊誌の常連でもありましたから、稼ぎは相当なものであったでしょう。いくつかの作品は映画化もされています。

牛次郎/ビッグ錠
 


川本コオ



横山まさみち



どおくまん