Love<Machine>機械

精密な機械類を描き込む作家が出始めます。こんなジャンルは存在しませんが、機械への夢というべきものがあり、硬質で巨大なマシーンでありながら生命のような働きや動きを持つものとして立ち現れてきます。多分、これは最近の方が、より顕著であると感じます。このメンバーの中で大友克洋はやや異質です。ただ彼が描き出す世界を支えているのは緻密な画力であること、恐怖や不条理ものにではないと思いますので、一応、ここにおいて置きます。

望月三起也
ワイルド7で一時代を築きあげました。スピード感は抜群であり、白バイをこれほどかっこ良く描けた人はこれまでなかった。俯瞰する絵が素晴らしい。ちょっとひねった笑いも得意とするところです。


ワイルド7

松本零士
松本零士といえば銀河鉄道999宇宙戦艦ヤマトでしょうが、実は同時代的に読んでいないのです。それほど熱中できる年周りでもなかったものですから。男おいどんの世界の方が好きですが、ここは機械愛ということで、零士のマシン世界を。生命を持った機械という感じが良く出ています。

天使の時空船


石川賢
生命機械、人間と機械を融合し、超人や化け物てきな怪物を作り出すことにかけては天下一品のものがあります。強度なスピードと暴力性、スケールの大きさが持ち味で、永井豪が原作の、ゲッターロボは大ヒットとなり、合体ロボットブームを作り出します。2006年突然の病で亡くなられました。
虚無戦記


大友克洋
大友克洋が登場してくるのは70年代も終わる頃で、80年代の作家といった方が良いかもしれません。まぁ、ここに登場させるのも、ファンだからということにしておきましょう。70年代は貧乏な若者を主題にした、どちらかと言えば笑いを取るような、コミカルな感じでしたが、その中でも超能力ものや宇宙的なスケールの話があり、80年代に大ヒットする童夢、AKIRAに向かう作品群がありました。背景の書き込みの素晴らしさや空間の活かし方は天性のものかもしれませんが、以降、多くの大友克洋風の描写が出るようになります。

Fire Ball