金ピカの時代〜キューの痺れ:ビリヤード


 プールバー、ビリヤードができるバーも、また、バブルを象徴するものです。
   

 切っ掛けは映画のハスラー2ということだそうです。ハスラーという映画は随分、昔、若かりしポール・ニューマンが主演して、賭けビリヤードで、プロに叩きのめされた主人公が、技術を磨き、再度挑戦して勝つ話で、名作といわれています。その当時もビリヤードが流行しました。もう45年ぐらい前の話です。ハスラー2は、老いたポール・ニューマンが若手(トム・クルーズ)を育てる話と聞いています。ポール・ニューマンが良かったようです。スコセッシ監督ですから。 ビリヤードに関する漫画も何本かありました。かわぐちかいじ「獣のように」は、中でも、その格好の良さは抜群です。今時、探すのに随分、苦労してしまいましたが。ビリヤードの台ばかりのページに、ようやく人間の画像が入れられました。

 
                                                     たなか亜希夫「ボーダー」
  かわぐちかいじ「獣のように」

 ビリヤード人気に火がつくと、もの凄い勢いでプールバーができてきます。それでも最盛期には、2時間待ち、3時間待ちができるほどで、若いカップルが並んで待っていました。私が立教大近くに事務所を構える92年頃でも、立教大近くだけでも、数箇所のプールバーがありました。すぐ潰れましたが。
 4つ玉、6つ玉など、会話の中にけっこう出てきましたし、プールバーにあるキューではなく、自分のキューを持っていって遊ぶのが通というか、プロのような格好良さを競っていました。 プールバーで有名な場所がどこだったのか、残念ながら知りません。多分、青山か六本木あたりではなかったかと思いますが・・。

かわぐちかいじ「獣のように」



 87年ananで紹介されていたクラウドナインが 場所や内容を換えて営業しているようです。当時は渋谷神泉ですが、今は渋谷道玄坂で、渋谷はダーツ&バーが主体、調布や西川口の店にはプールバーのフロアが健在のようです。あれから20年を超えていますから、超老舗でしょう。

 当時、次のように紹介されています。「ビリヤード人気が高まるなか、ここは人気便乗型のプールバーとはひと味違ったコンセプトを持った店。旧山の手通りに新登場の「クラウドナイン」は1階から3階までがそれぞれ異なるイメージのプールバーの集合体だ。1階はジャズ&プールのフォリナーズ・クラブ、ドレスアップした宵に寄りたい大人っぽい雰囲気の店でポケット台は2台。2階はコンチネンタルなバー&プールのパワーズ、サウンドはレゲエやモータウンサウンドで、カジュアルに楽しむ。3階はプールジムの6thクラブ。広い空間にポケット台は8台。その名の通りスポーツ感覚でゲームに熱中したい人にお勧め」(87年7月31日号)一部略。

 写真で見る限りは、この3階のスポーツ感覚のみが残ったようです。何か私の若い頃、進駐軍のアメリカ兵の真似をしていた時代の、完全にスポーツの感覚に戻った感じです。昔は酒を飲みながらプレイするなんてことは、考えられなかったですから。

調布店

西川口店
       
こちらは87年紹介のもの