男と女の出会い

ねるとん
 この時代の訳の分からなさの一部なのですが、司会に当時、人気上昇中のとんねるず石橋貴明木梨憲武) を起用したバラエティ番組の中で、たまたまの企画の集団お見合いが、爆発的な大ヒットとなり、番組全体の平均視聴率17.3%、最高平均視聴率24.7%(1989年3月4日)と土曜深夜枠ながら常に高視聴率をマーク。 89年から、視聴率ランキングベスト5にランクインし、89年〜91年まで視聴率2位、92年〜94年までは3位で、上にあったのは、同じとんねるず司会のとんねるずのみなさんのおかげですと、とんねるずの生でダラダラいかせて!! であったのですから、とんねるずの人気の凄まじさが分かるかと思います。
 ねるとんは集団見合パーティーの代名詞になり、1992年頃からニッチな産業として全国の主要都市で出会いを求める男女のために、婚活をビジネスとする業者や町などの公共でも集団パーティが行われます。これはバブルが崩壊しても続きますが、2000年に入る頃には飽きられます。


 告白タイムは名物となり、相手が応じない「撃沈」も流行語のようでした。一般化した集団見合いパーティはねるとんの手法が数多く取り入れられていきますが、とんねるずのようには捌けないですから、ビンゴ・ゲームなどを採りいれるなどの工夫がされるようになりました。

武田徹「世紀末風俗研究」

異業種交流会
 もう一つの集団見合いというか、新たな出会いを求めて行われたのが、異業種交流会でした。ちょっと見には勉強会のようでしたが、最初の趣旨は言葉の意味そのものだったのでしょうが、何かの具合に変質して若い男女の、サラリーマン達の出会いの場として意識されるようになったことです。 ここらの事情はよくは分かりません。写真でみると、ねるとんよりは気軽そうで、皆ではしゃいでる感じは単なるパーティのようですが、これがあまり知らない仲間同士というのがミソなのでしょう。

武田徹「世紀末風俗研究」