地場産品と卸売市場

青果物

 米の減反政策を機に、米作地帯では施設園芸への積極的な取組みが行われ、比較的大規模な大量生産型の青果物による農業振興を通じて、農協は生産者の組織化や圃場整備を行った。
 これらの農協や県連は、販売先として卸売市場を積極的に利用し、大都市市場に生産物を送り込む形態が発達した。この過程の中で、大産地でありながら、地元では当該品目を食べられないという事態が起きてきた。
 地元の市場には農協に出荷できなかった規格外品や現金収入を得たいとする生産者のわずかな品目が並ぶ程度で、地方市場は、品揃えのために多くを大都市の市場から購入する形態になっていた。この段階は、大都市市場を中心とした流通の系列化が行われていたといえるだろう。

 80年代に始まる有機野菜に端を発し、やがて地場野菜に繋がっていくブームは、地域における青果物の掘り起こしを促進させることになった。地方市場は進出する大都市スーパーへの売り込みの鍵として、あるいは対抗するローカルスーパーの目玉として、地場野菜を提案し、供給することが地方市場の生き残り方策として浮上してくることになり、現在は地方市場の生命線となっている。

 青果物の地場ものの流通等の動向(アンケート)



 青果物の地場ものの流通等の現状(現地調査)

C市場の生産者からの集荷用トラック群

C市場特製の段ボール                       荷降し
F市場の産地〜市場〜小売に流通する通い容器
A市場の地場野菜
左は段ボール(中身と段ボールの表記が違う場合もあり) 右はA市場の通い容器