先日、「空から日本を見てみよう」というTV番組で清里特集(2011.7)をやっていまして、このペンションのページを作る気持ちになりました。空から日本を見てみよう

ペンション

 ペンション・ブームが巻き起こります。脱サラの最大のポイントがペンション経営でした。自然の中に抱かれて、第二の人生を豊かにしたいというサラリーマン、多くが50歳前後の夫婦でした。夢物語のような成功が語られます。当時は景気も良く退職金も充分に出たことも大きかったのでしょう。
 ペンションは当然のことながらリゾート地でありますが、海沿いは少なく、高原リゾートが主流でした。中でも清里が、この時代のポイントです。清里にペンションが乱立します。清里のペンションに特異な点は、メルヘンチックであり、若い娘達を大量に集めることになったことです。若い女性が読む雑誌、ノンノ、anan、女性週刊誌などは夏になると清里特集が盛大に行われました。清里には最盛期には250万人もの旅行客を集める凄まじいものとなったのです。ペンションは2011年の現在でも、ネットで102軒を数えます。
 脱サラした人々は、訪問客を親切にもてなし、若い人との交流を楽しんだようです。下の写真は比較的最近のものと思います。

清里駅界隈
 こちらは清里全盛期のものでお菓子の家と形容されています。





写楽83.10月

南清里メリーポピンズ                     スケッチブック                              イングリッシュ・カントリーイン・オールドエイジ

ハロウイン                    セントポーリア                       ガストコフ・コメット清里

グランデール                                                 フォレストぴあ

 若い女性が好む数多くの店などがオープンし現在でも営業しています。
森の中のメリーゴーランド

森のネコ(猫グッズ専門店)                      清里の森・森の工房                                 パン工房

雑貨屋 森の日曜日                                               オープンテラスのカフェ http://pmeruhen.jugem.jp/?cid=4より

 「空から日本を見てみよう」で取り上げられたように、時代はやがてメルヘンチックなものに若い女性たちが関心を寄せることがなくなっていく時代が訪れます。清里の全盛期は10年もなかったのではないでしょうか。今は若い女性に代わって高齢の女性達が大挙して押し寄せています。昔を懐かしがっているのではありません。単に昔、評判だった清里はどういう所だったのかというものです。それなりに充実した施設がありますから、楽しめるでしょう。しかし、今の賑わいは多分、長くは続かないでしょう。次第に衰微していくのでしょう。

ログハウス
 豊かさを背景に新たな層が避暑地に別荘を求めるようになります。欧米風のログハウスがブームになります。自然への憧れと、自然に対する思い込みが反映したものでペンション・ブームと同じ構造を持っています。ログハススであることが夢想を引き立てていくことになります。当時、円高も重なってログハススを輸入した方が日本で一から作るよりも安かったことも大きい理由です。バブル時代にかけて欧米の家をそのまま輸入することが大いに奨励もされ、ブームにもなっていくことになります。もはや日本建築は次第に趣味の世界になっていきました。ログハウスは街が国籍不明のものになっていく契機となるものでした。

 こうやって家族で外で食卓を囲むあるいは右の写真のようにクリスマスの飾り付けをすることが夢を実現する何かだったのです。

写真は「ログハウスで暮らす手作り生活」から