闘拳 Boxing

 今時、ボクシングは人気がいまひとつなものですから、なかなか画像が手に入り難く、探してはいるのですが、とりあえず集まった画像で組み立てます。私自身は単なるTVでの観戦者であってボクシング・ファンでも何でもありません。ただ、時代の雰囲気を伝えるだけですので、詳しく知りたい方は別の方のページを参考にしてください。

 この時代、70年代のモハメッド・アリの登場から始まるヘビー級世界チャンピオンの座を巡って世界的にボクシングの話題で大いに賑わっています私らの世代ではアリも、昔のカシアス・クレイという名の方が馴染み深いのですが。。
  
 まさかりパンチのジョージ・フォアマンなど数多くの劇的な名試合が行われたのです。

フォアマン
 80年代のヒーローは、マイク・タイソンでした。その破壊的なパンチ力と、憎々しげな面構え、際立つ強さは圧倒的で、スキャンダラスでもありました。以降、ヘビー級チャンピオンは数多く生み出されますが、マイク・タイソンを超える話題性のあるボクサーは出なくなります。
Number 86.10.20号
 ボクシングは数多くの名作映画を作り出します。このレイジング・ブルもその一つです。皆さんの頭にはロッキーの方が記憶に濃いでしょうが・・・・。



 劇画時代からボクシングは数多くの名作を作り出し、人気を集めます。ちばてつや「明日のジョー」、かわぐちかいじ「牙拳」、細野不二彦「太郎」などが代表的なものです。絵の好みから、まず松本大洋を、日本のボクサーの後にはたなか亜希夫を選びました。
松本大洋「ゼロ」





 日本でも、ヘビー級は元から無理ですが、バンタム級、フェザー級などで世界チャンピオンが生まれます。戦後では白井義男(フライ級)の後、長い空白を経てファイティング原田(フライ級、バンタム級)がチャンピオンになると、以降、次々と世界チャンピオンが生まれてきます。70年代には、名ボクサー輪島功一(スーパーウエルター級71〜76年世界チャンピオン)が登場し、その変則的なスタイルで人気を盛り立てていきます。
「拳闘浪漫」ベースボールマガジン社
 次はガッツ石松(ライト級74〜76年世界チャンピオン)でした。ボクサー時代の彼よりもタレントに変身してバラエティなどに出演し、独特のキャラクターで人気を拍するようになってからの方が世間的に名を知られるようになりました。
「拳闘浪漫」ベースボールマガジン社

 そして具志堅用高(ジュニアフライ級76〜81年世界チャンピオン)です。沖縄初の世界チャンピオンで以降、沖縄出身の世界チャンピオンが続々と輩出される契機となります。具志堅は13度の防衛を果たし、この記録は現在でも破られておりません。13度も防衛すると、もう勝つのが当たり前になってしまって世界戦の視聴率も下がってしまったように思いました。
 引退してから暫くTVでの出演があり、独特の話し方などに人気は出ていましたが、80年代後半以降、沖縄に帰ってTVに出ることは滅多になかったのですが、最近はタレントとしての活動が増えてバラエティなどに引っ張りまわされています。


ボクシング・マガジン1976.11月号表紙。右:具志堅、左:小林。いづれも世界タイトルマッチを奪取した時のもの。


 さてここまでは、画像も問題ないのですが、これ以降になると、ボクサーとしての人気はともかく、引退後にタレントととしての活動は赤井英和が登場するまで少なくなりますので画像がなくなってきます。具志堅以降の世界チャンピオンをあげると、主だった人は、上原康垣(スーパーフェザー級 80〜81年)、三原正(スーパーウエルター級 81〜82年)、渡嘉敷勝男(ライトフライ級 81〜83年)、渡辺二郎(スーパーフライ級 81〜86年)、友利正(ライトフライ級 82年)、小林光二(フライ級 84年)、浜田剛史(スーパーライト級 86〜87年)、井岡弘樹(ミニマム、ライトフライ 87・88年、91・92年)です。長いのは渡辺二郎くらいで、後は世界チャンピオンでいる時期は1,2年です。
渡辺二郎 渡嘉敷勝男
     「拳闘浪漫」ベースボールマガジン社

 赤井英和は、80年のデビュー以来12試合連続ノックアウト勝ちという快挙から浪花のロッキーと呼ばれ、絶大な人気を誇り、二度目の世界チャンピオン戦に臨む前哨戦で再起不能の負傷を負って引退、以降、タレント、俳優として活躍を続け、ボクサー上がりというと独特の喋り口から、お笑い系に近い扱いであったけれど、赤井はシリアスな演技もこなしてタレントとしての地位を固めます。ボクサーとしては世界チャンピオンに届かなかったという意味では恵まれたものではありませんでしたが、ボクサーを終えた後の人生としては最も成功したボクサーでありました。

「拳闘浪漫」ベースボールマガジン社

 アリスのチャンピオンは我が国では珍しいボクシングを題材にした歌です。

たなか亜希夫「大川端探偵社」




たなか亜希夫「ボーダー」                                   かわぐちかいじ「ハード&ルーズ」