サイコパス
 Wikiから『サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、生涯を通じて他人を魅了し、操り、情け容赦なく我が道だけを行き、心を引き裂かれた人や期待を打ち砕かれた人、財産を奪われ尽くした人を後に残していく。良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念も無く、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その多くは刑務所内にいるが、社会に出ている者もまた多い。』
平気で嘘をつく人々
 保険金殺人や詐欺行為の蔓延の中でサイコパスという概念が流行して行きます。同じ人間なのだから理解しあえるものだという感覚が踏みにじられていく。アメリカのホラー映画も、その傾向を強めていったことが、大きく関わっていたのでしょう。


都市伝説
 ピクニック アット ハンギング・ロックという映画が公開されました。オーストラリアで1900年頃、ピクニックに行った女生徒達が行方不明になり、謎のまま、消えてしまう。神隠しのような話を題材にしたものでした。映画自体はさほどのヒットはしなかったのですが、何か強く印象に残るものとなりました。



不思議、不気味さ、恐怖が混ざり合う形で、先に大人達の間で、次いで子供達の間で大流行していきます。大人達の間では怪奇モノ、中でも横溝正史の文庫本や映画が大流行します。中でも市川昆監督の「犬神家の一族」

一方、子供達はオドロオドロしい横溝的な世界、因果巡りよりも、身近にある見えてはならないものが見える、幽霊とか、化け物、死んだ者達とか。聞こえてはならないものが聞こえるというものであったでしょう。



別冊宝島415「現代怪奇解体新書」


中山昌亮「不安の種」


望月峰太郎「ざしきおんな」

幽体離脱
 生きている人間の肉体から、心・意識が抜け出すという心霊現象ですが、下の金縛りとセットになった話が多かったような・・・・・。
細野不二彦「ジャッジ」
幽体離脱した主人公が殺人現場を見るシーン



金縛り
 Wikiから『金縛り(かなしばり)は主に就寝中、意識がはっきりしていながら体を動かすことができない症状を指す。体が締め付けられるような感覚からこう呼ばれる。』金縛りは子供達だけではなく、広く大人達の間でも噂としても実体験としても現れてきます。
 しりあがり寿「カモン恐怖」


 古い占いであるコックリさんも登場します。Wikiから『机の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、五十音表」を記入した紙を置き、その紙の上に硬貨(主に十円硬貨)を置いて参加者全員の人差し指を添えていく。全員が力を抜いて「コックリさん、コックリさん、おいでください。」と呼びかけると硬貨が動く。』小学校辺りでは、ほとんどの学校で行われたと言われています。

別冊宝島415「現代怪奇解体新書」         恐怖の投稿都市伝説【こっくりさん】


そして数多くの都市伝説が流行していくことになり、それを目当てに、この時代より下がった頃に、映画も沢山作られていくことになります。
口裂け女
 Wikiから『マスクをした若い女性が、学校帰りの子供に「わたし、きれい?」と訊ねてくる。「きれい」と答えると、「……これでも……?」と言いながらマスクを外す。するとその口は耳元まで大きく裂けていた、というもの。 「きれいじゃない」と答えると鎌や鋏で斬り殺される、と続く。』

映画「口裂け女」より


口裂け娘 怨念ガールズコレクションVol.01

トイレの花子さん
 Wikiから『「学校の校舎3階のトイレで、扉を3回ノックし、「花子さんいらっしゃいますか?」と尋ねる行為を一番手前の個室から奥まで3回ずつやると3番目の個室からかすかな声で「はい」と返事が返ってくる。そしてその扉を開けると、赤いスカートのおかっぱ頭の女の子がいてトイレに引きずりこまれる』
少年Aの@home
新生トイレの花子さん


 私ですか? いい年こいていましたから、馬鹿らしいとしか言いようもありませんでした。こういう流行というのは、日本だけの現象ではありませんで、アメリカに行った時に、スーパーや新聞雑誌の売店で、UMA(未確認物体)の雑誌が大量に売られていて、こりゃあ何じゃいなと思った記憶があります。アメリカですから日本のように恐怖を煽るというより、バカバカしいお笑いを誘うものではありましたが、それでも読んでいる人は真剣そのものでした。下は翻訳もので、あまり日本では売れませんでした。



 恐怖ものの流行は心霊スポットブームを巻き起こしていきます。若者の雑誌類では特集が組まれることしばしばであり、TV番組でもよく行われました。まぁ、綺麗な女の子にキャアキャア言わせたという下心満々の話ではありましたが。廃墟ブームも後押ししました。廃墟トンネルなんか格好の素材です。心霊写真なんかも随分、流行っていました。今でも流行っているか!!(参考までに 心霊写真の森

日本珍スポット百景より
 私の場合、こういうものを頭から否定はしないのです。山に行って死人が多く出ている場所というのは、どこかヒヤッとするというか、不気味な感じがやはりするものでして、都市伝説ほどには否定できないのです。

 こういう流行を引っ張る役割をしたのがTVに出演した
霊能者と呼ばれる人達でした。占いをよくすることが多いですが、宗教者も出てくる場合もありました。ここらになると興味がないので解説はできませんが、当時は連日のようにTV出演し、コメンテーターをやっておりました。一番、有名なのは宜保愛子江原啓之、占い師の細木数子でしょう。


 前世を占うというのも大流行しました。前世では有名人というのは少なく足軽とか、農民とか、名主とか、前世でのしたことが今に通じているというか、呪いというか、因果応報の話です。ヒプノセラピーという催眠療法なのですが、まぁ、話は面白いのでワイドショーあたりで受けたということでしょう。
安田弘之