肉体の夢想/肉体改造

Body Builder
 精神への関心は、そういう素質が影響するものですが、肉体への関心もこの時代の特徴をなします。太極拳や古武道などにも、一部現れていますが、欧米ではギリシア以来の肉体美を謳歌する特性からか、エクササイズ(フィジカル・トレーニング)の人気が高く、プロ・アマを問わずスポーツ選手のトレーニングに使われおり、この時代にボディビルディングに人気が爆発します。

 中でも、それまでの常識では女性が筋肉を付けることへのタブーは非常に大きかったと思いますが、この時代に女性のボディビルダーが出現し、大いに話題に上りました。当然、アメリカ発です。

 
 均整の取れた肉体美は新しい女性像になっていきます。スポーツ・ウーマンが注目され始めるのも、この時代です。女性ボディビルダーの中で、最も注目されたのが、リサ・ライオンです。彼女は著名な写真家に写真を撮らせていますが、中でも有名なのがR.メイプルソープの写真です。


ロバート・メイプルソープ
 日本にも来まして何人かの写真家が彼女を撮っています。横尾は現代美術との関係でしょう。確か篠山紀信も撮っていたと思いました。
横尾忠則
 肉体による表現が映画などの画像の世界で強まっていきます。強靭な肉体と暴力が大きなテーマになっていきます。この時代の頂点に立つのがシュワルツネッガーであり、スタローンであったでしょう。ハリウッド映画は肉体派が占拠することになります。

シュワルツネッガー                      スタローン

 漫画の世界でも肉体派が目立つようになっていきました。主に格闘技系が多いのですが、ギャグ系の徳弘正也氏の一連の作品があります。

 美しい肉体という意味ではオリンピックに新体操が加えられたことで、この新興スポーツに関心が高まりブームが起こります。統一教会に一時、取り込まれて大騒ぎになる山崎浩子は、この頃の大スターです。
シェイプアップ乱