ウォークマン

 Wikiから。『ウォークマン(WALKMAN)は、ソニーが1979年7月1日に発売した携帯型ステレオカセットプレーヤーの名称であり、現在ではソニー製ポータブルオーディオプレーヤーの総称となっている。場所を選ばず、いつでもどこでも音楽を聴くことのできる製品の登場は画期的な出来事であり、社会現象になるほどであった。以来、「ウォークマン(WALKMAN)」は世界的な大ヒット商品としてポータブルオーディオの代名詞ともなっている。』
 左はウオークマンの原型に近い79年販売の再生専用プレーヤー。右が80年販売のウオークマン。デザインが一新され、お洒落になっているのが分かります。このデザイン感覚支持を集める大きな理由にもなります。

 
 『ウォークマンの発売には、井深と盛田以外の大半が難色を示していた。録音機能のないものが売れるのか、というのがその意見。それに対して盛田は、「自分の首をかけてもやる決意だ」とまで言ったという。当時70歳を過ぎていた井深と60歳に近かった盛田。この二人の、自分の年齢や、過去の偉業にとらわれることのない、好奇心に満ちあふれた感性がウォークマンというヒット商品を生み出したのだ。
 ウォークマンというネーミングは、若いスタッフのアイデアであった。当時スーパーマンが流行していたことと、基になった機種がプレスマンだったことから思いついたという。屋外に持ち出して、歩きながら楽しむという意味も含まれていた。』

CM                  ウオークマン開発スタッフ                    ローラースケイトをはいてウオークマンをつけたカップル

 ウオークマンは、世界中でソニー・ブランドのあくなき新製品開発のパワーと、若者達に新しいライフスタイルを提供するものとして絶大な支持を集めるものになります。同時に、音楽が皆で楽しむものから、一人一人の個人が楽しむものへ大きく変容する契機となったことです。2001年にアップルの作り出したiPOD以上の、はるかに強い衝撃を持つものでした。
 以降、若者達は、ヘッドホンをつけて音楽を聴きながら、あらゆる場所、電車の中で、歩きながら、職場にも持ち込んでいきます。当初の頃はヘッドホンから漏れ出る音声に、顰蹙をかいますが、ヘッドホンの性能が向上し、音の漏れが少なくなると、周囲の抵抗も弱まっていきました。


 単なる音楽の聴き方、気軽に音質の良い音楽が聴けるようになったという話ではないように思います。誰かが書いているかもしれませんし、私の独断かもしれませんが、私自身の話ですが、ウォークマンが販売される10年前、精神的に極度に追い詰められたサラリーマン一年生でした。その頃、社会と自分との激しい葛藤の中で、いつも重いポータブルのカセットレコーダーを持ち歩き、常に音楽によって自分を守り、社会と遮蔽する経験があります。この期間は7,8年に及びました。10年後に起きた現象は、かつて自分一人がやっていたこと、他の誰もがやっていなかったことが全若者に広がったことに大きな驚きをもったものでした。
 私が何を言いたいかというと、この時代に、若者達と社会との葛藤、軋轢は強く、高まっていたのではないかという事です。若者達の間でも連帯というよりも、個別性が高まり、互いに排除しあうような関係ができてきていたのだろうと思うのです。彼らの感じていた焦燥感あるいは、つまらない、つまらないと絶叫する何かが、ウオークマンの大ヒットの影にあるのではないかと思うのです。



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 富士写真フィルムは86年写ルンですを販売。レンズつきフィルムを販売。100本のセールスをこの年にあげます。どこでも誰でも簡単、安く、カメラを持っていなくても写真が撮れる。意表を突く商品であり、コッダク社との競争に苦しんだ富士写真フィルムの圧倒的な勝利への道を開くことになります。



 時代は
軽薄短小に向っていき、メカトロニクスを使った日本の技術力が世界を圧倒する時代が訪れました。