Modan Primitive モダンプリミティブ

 魔術用語集から『「現代の原始人」。パプア=ニューギニアなどの部族社会に見られる身体装飾・身体変形の文化に触発され,ボディピアス,タトゥー,ボディー・モディフィケーション(身体改造)等を行うムーブメント。 身体こそは真のスピリチュアリティの源であるという観点からすれば劇的な精神の飛躍・変容をもたらす可能性を秘めた過激な儀式行為とも言えよう。』
 ここには身体がメディアであるというポスト・モダン的な主張があり、70年代から強まっていた身体への関心が、背景にあります。しかし、何と言っても、パンク・ミュージックの流行と切り離すことはできません。

Punk Fashon
 同時代的にロンドンと重なり合っています。Wikiに書かれているようにSex Pistolsに刺激された生まれたファッションが、80年代に入ってパンク・リバイバル/ハードコア・パンク以降、大流行していくもので、モダン・プリミティブともいわれるモヒカン、スキンヘッド、刺青、鋲打ち皮ジャンを特徴とするものです。我が国だと暴走族との親和性も高く、少し右翼的なファッションも入るようです。
 こちらはロンドン。

アサヒグラフ1982.6.4


宝島83.11
メンズ・ファッション100年史
Punk Veruschka

 私には分からないのですが、80年代のロンドンでニューロマンティックスという流行があり、これらが混じりあっているようです。パンク的な要素とグラム・ロック的な要素がこの時代に溶融しているように見えますが、何か分かったら書き換えます。

 怒れる若者達の流れのもう一つはヨーロッパを吹き荒れる ネオナチNeo-Nazism です。この写真はドイツではなくロンドンです。ネオ・ナチがドイツで本格化するのはソ連の崩壊、東ドイツの併合以降になるのも、ドイツ人がナチス肯定をするのは問題だろうという意識が強かったからではないかと思います。イギリスやアメリカの方で騒ぎ始めた感じが強くあり、日本の暴走族が右翼的なものに惹かれて行く事情に、よく似ていたように私なんかは思いました。ナチスというタブーを壊すことが狙いの中心であったのでしょう。

BURST1999.2月号

こちらは日本。


アサヒグラフ1982.9.17

 渋谷がファッションの最前線になります。スペイン通り、オルガン坂、ペンギン通りと数多くの店が立ち並びました。
写楽’80.4


 時が経つにつれて過激さを増して行き、ドラッグの関連も濃くなってくる関係で、ロンドンからアムステルダムに流行の発信地は変わっていくようです。最近ではゴスロリに限りなく近くなっており、当初のパンクにあまりにずれた状況に怒っている人もいます。