気功/風水/ヨーガ/古武道/石

 この流行というのは、どこから生まれてきているのかは分からないのですが、多分、精神世界への関心の一環として生まれたのでしょう。

気功/整体
 気とは『気は目には見えないが何らかの働きのあるものととらえることができる。伝統中国医学では気血と言えば、具体的に体を巡っているものと考えられ、西洋医学で血液が血管を巡るのと同様に気は経絡を巡るものと考えられている。』(Wikiから)。気功とは『気功は、主に体内に「気」を循環させ「気」の質やコントロールする能力を高める内気功と、身体に必要な「良い気」を外から体内に入れ、身体に合わない「悪い気」を体外に排出させるなど「気」の積極的な交換を行う外気功とに大別される。ある種の気功師による外気功は、ときに超能力的なものとして捉えられる場合もある。また、美容や病気の治癒も含めた健康面に関する気功を軟気功、護身術など相手を倒したりするものを硬気功と分類する場合もある。』(Wikiから)
 日本では太極拳や合気道、少林寺拳法の方がポピュラーだったので、太極拳の教室から気功に移っていく形も多かったようです。

宝島103「気は挑戦する」
 中国では北京などの都市公園で集団で気功をしている姿が、よく見ることができます。また、病気の治療などにも気功を積極的に活用する例も多く東洋医学の一つの方法として認知されています。
 
天地気功

 TVでも気功教室があり、カルチャーセンターでも講座があるなど、非常に広い範囲で広がっていくのが特徴です。治療効果も現実にあるので、私の母なども気功の先生から治療を受けています。
 それまで東洋医学といえば、針、灸などの民間療法で、ある種、胡散臭いというか、西洋医学に比べて信用度は相当に低いものでしたが、市民権を得るようになったというべきでしょう。
大阪ミラクルハンド 谷 整体院
 特徴的なことは、この時代に健康そして身体への関心が強まり、様々な試みというか、サービスビジネスが成立していくことです。



ヨーガ
 肉体を使う修行法としてヨーガも、この時代に流行して行きます。気功との違いなどは、宗教的な側面を除くと、あまり私にはよく分からないのですが、座禅や瞑想はヨーガの方が強いのでしょう。

炎の呼吸法
                     禊の呼吸

別冊宝島3「bodyの本」

 ヨーガの流行は、奇妙なところでブレーキがかかります。というのもオーム真理教が最初はヨーガ教室として始まっていたことです。オーム真理教事件によって、ヨーガに対するイメージは大きくダウンしてしまいました。


野口体操 公式ページ
 野口体操は、東京芸術大学名誉教授・野口三千三(1914〜1998年)によって創始され、Wikiから『生きている人間のからだは、皮膚という伸び縮み自由な大小無数の穴が開いている袋の中に液体的なものがいっぱい入っていて、その中に骨も内臓も浮かんでいる』というもので、まるごと全体のからだで、やわらかさ(柔軟性)たくみさ(巧緻性)つよさ(強靭性)といった動きの在り方を、「力を抜く」というベクトルでさぐっていくことだと言います。

別冊宝島3「bodyの本」

 野口体操というのは、70年代には既にダンス芸術の世界でも注目されていましたが、身体への関心が、ましていくこの時代の雰囲気で、ブームとは行かなかったとは思いますが、より広範な人々に受け入れられるようになって行ったと思います。


古武術/古武道
 甲野善紀氏が出てくることで古武術への関心が高まっていったのだと思います。格闘技を超える精神と肉体の日本的な一体とする思潮がからむ話です。柔術とか、剣術、弓術などの古武道に90年代にかけて関心が集まっていきます。
 甲野氏のWikiから『「うねらない、ためない、ひねらない」動きや固定的な支点に依らない動作、いわゆる「ナンバ」の動きなど、従来のスポーツ運動論にはなかった身体運用法を、様々な武術・武道・スポーツ・異業種との交流からヒントを得て研究。安定している重心 (バランス) をわざと不安定にする事によって、軽い力加減で動かせるようにするものなどで、たびたび「不安定な状態は、最も身軽な状態である。」と述べているこういった身体運用法に応用した野球の桑田真澄、卓球の平野早矢香、バスケットボールの小磯典子などが活躍、末續慎吾が「ナンバ走り」を研究して世界陸上200mで銅メダルを獲得したと言われ、各方面から注目されている。(一部、略)』



甲野善紀 - 手裏剣術, 杖術, 体術



風水/道術
 この時代に風水が人気が出てくるのは、時代の神秘主義的な傾向から出てくる道教・タオへの関心からだったのではないかと思います。私が風水に関心を持ったのは世の中の流行よりも、相当に早かったのではないかと思いますが、私自身の関心は葬制に絡むことに集約されていたので、世の中の流行が、伝統的な方角とか、運勢でしたので、流行の方の知識はほとんどありません。違うんだけどなぁ・・・、これが私の正直な気持ちでした。


 風水では地形から龍脈を探り自然の気のエネルギーを取り込む、という考え方があり、我が国でも江戸期辺りでは、築城に際して、風水の思想に立って場所選びがされたとも言われています。これが一番盛んなのは中国というより韓国で、日本の測量杭が、気を遮断するものと、今でも信じられています。韓国のソウルにしろ、平壌にしろ、何度も亡国の危機に晒されているのですから、気なんてのが働くと思う方がおかしいのですが・・・。
 龍脈を見つける活龍

 道教というのは中国古来のものですから、文化的にもなかなか面白いものですが、日本人的には好みが合わないこともあって、意外に影響の少ないものです。グローバル化が進む中で、道教の寺院も少しづつ作られるようになりました。このど派手さはバロック的でもあります。
聖天宮(埼玉県坂出市)



石(パワーストーン
 Wikiから『1970年代アメリカ合衆国でのヒッピー文化に取り込まれ、石に癒し(ヒーリング)の力があると解釈されるようになった。このとき、特に癒しの力が大きいと考えられていたのが水晶である。「クリスタルパワー」という言葉が作られ、水晶による癒しの効果が説かれるようになった。その効果の根拠としては、しばしば波動 (オカルト)などが持ち出される。珍奇な解釈としては、江原啓之はパワーストーンの中には「鉱物霊」なる神霊が宿っているのだと主張している。
水晶の結晶
 1980年代後期以降ニューエイジムーブメントが日本に舶来したため、日本でも注目を浴びるようになり、従来はほとんど需要のなかった鉱石が大いに売れることとなった。その後は下火になったが、2000年代前期よりいわゆる「スピリチュアルブーム」の影響と思われるパワーストーンブームが再び起きている。』とあります。関心はほとんどありませんでした。知り合いが収集しているのを知っているくらいです。