この分野も知識が少ないですが、漫画などで当時、大きく取り上げられていました。このブームがやがて90年代の格闘技ブームの起爆剤になっていく流れです。

極真空手
 極真空手の創始者は大山倍達です。数多くの武勇伝があり、それらは他に譲ります。彼が始めた空手はフルコンタクト空手、目や急所への攻撃以外は、すべてOKということで、普通の空手の試合が、試合相手の身体に当てない舞踊ようなものであったことから、「空手バカ一代」という大ヒット漫画の影響もあって神格化され、非常な関心と人気を集めたのが70年代から80年代です。
 大山倍達「けんか空手」
                               伝説のビール割り



ムエタイ/キックボクシング

 タイ式ボクシング(ムエタイ)への関心を一気に高めたのは、この写真の沢村忠です。真空飛び膝蹴りが最大の人気で、「キックの鬼」と言われ、その人気もあって、ほぼ毎週というか、凄い量の試合をこなしていました。私はTVで見た程度なんですが。ともかくこういう競技があるんだという強い印象で、ボクシングとは異なる魅力は人々を多く惹きつけました。Wikiのキックボクシングの歴史を読むと、沢村忠はキックボクシングの初めての興行で選手が足らなくて急遽、呼んだ一人であったようです。それが大人気になったというのも不思議なことです。マンガにもなりましたし、キックボクシングが世間に広く知れ渡ることになりました。

「ムエタイの本」                                            絵は中城健

 キックボクシングとしての本格的な養成から上がって来るのは藤原敏男のようです。ただ、沢村の引退でTV放映は激減していましたから、私が見た中にいたのかどうかは分かりません。

藤原敏男

 90年代、キックの亜流ルール(ヨーロッパキックボクシングルール・肘打ち禁止)で空手やボクシング、ムエタイなど、多くの立ち技系格闘技の選手を招き、テレビ局との共催で打撃系格闘技世界最強を決めると称する大会「K-1」を立ち上げ、人気を拍するまで、注目は大きく下がりました。